TTTのQ&Aは、【WHY?】【WHAT?】【HOW?】で構成されています。
Qに対して簡略なA、そして詳細な話が続きます。できれば全部読んでいただきたいですが、気持ちが入って結構長く書いてしまったものもあるので、無理せず飛ばし読みしていただいて構いません!!
ここは【WHY?】のQ&Aです。
以下の順番で記されています。
Q1. なぜここを作るに至ったのか?
Q2. なぜ作家がプラットフォームなのか?
Q3. なぜ「考える」と「関わる」なのか?
Q4. なぜ料金が発生するのか?(何に使われるのか?)
Q1. なぜここを作るに至ったのか?
A. 何よりも、縁を感じたから。
「藝大アーツイン丸の内2018」のオークションイベントで私の作品を落札してくださったのが、プラットフォームの新しい仕組みを作った会社の社長さんでした。
卒業制作で賞をいただき、その関連で丸ビルでの展示ができ、そこでのオークションイベントに思い切って出品して、偶然に出会えた方です。
さらにその会社は、私の大好きな漫画家さんのグッズを製作している会社にもともとあったサービスが、会社として成立した場所だったのです。(知った時はおったまげました。)
そんなふうに、
ものすごく縁を感じる出来事でした。
いい縁て、いい筋肉みたいに(?) 強くて柔らかい。守ってくれる時もあるし、後押ししてくれる時も、支えてくれる時もある。
根拠はないけれど、ここは縁でできた場所だから、ここで出会う人たちにもきっと素敵な縁があると直感しています。
Q2. なぜ作家がプラットフォームなのか?
A. 私の活動にかかわる“見えないけど大切な部分”に価値を付与することができると考えたから。そして一人では成せないことでも、人となら実現し得ることを知ったから。
私の作品は、物が完成した時に完結ではなく、むしろその前後の思考があって成立しています。
だからこそ私の制作の原動力である「考える・関わる」ことを根幹にして作ったこの場所は、自分の活動の大事だけど見えない部分にも価値を与えられる、ものすごく画期的な場所でした。
私の表現活動の目的は、「人や物事の関わり」を軸に、そこから派生する疑問を色々な角度から「考える」ことであり、その手段として作品という形あるものにする、ということだと思っています。
形のない思考が何かしらの形として「見えるもの」になると、客観的に考えることができるのです。
展示会場で作品を見てくれた人がぽつりと落とした言葉や、自分にはない考え方を吸収して、さらに思考を発展させていくことも大事な過程の1つです。
それに加え、以前は自分の内側へ向けた視点ばかりだったものが徐々に外へと向けられるようになり、もっといろんな人や物事と関わりたいと思えるようになりました。『一人ではできずとも、人となら…』そこから始まる何かにワクワクしているからです。
そんなこんなで覚悟を決めて、この場所を作る決意をしました。
Q3. なぜTTTのテーマは「考える」と「関わる」なのか?
A. 「関わる」と「考える」を関連させることで、インプットした知識や経験を、自分の言葉と頭で咀嚼できるようになる。
関わることを意識するといろんな物事や知識、魅力的な人に出会うことができます。でもそれはあくまで外で起きていることです。
ただ関わるだけでもグッと世界は広がりますが、それだけだとその出会いの自分にとって大切な部分にまで向き合えているわけではありません。
出会うことによって感じたことや思ったこと知ったことを、文章などの見える形に落とし込んでみると、あの時なぜそう感じて、こう思ったのかな?とちょっと突っ込んで考えることができます。
そうすると自分の根っこにちょこっと近づくことができるのです。
根っことは自分の本当の気持ちや軸になる考え方です。
根っこにあるものが何かというのは、すぐに分かることではないと思います。でも考えることで少しずつ距離は縮まっていきます。
根っこが見えてくると、それを軸に人や物事と関われるようになるので、「外的な要因」からではなく自分自身の「内的な要因」から考えたり行動できるようになります。
外側での出会いがもたらした良いものを、自分の内側に自分のものとして吸収することができるようになるのです。
吸収できると、考え方や見え方に変化が生まれて、今までとは少し違う考え方や見方をすることができるようになります。
(不思議なのですが、私の場合、根っこが見えてきたら外で起きていることを柔軟に捉えられるようになったのです。)
例えば、良くないものだと思っていたものが「案外悪くないかも」なものに思えたり。、当たり前だと思っていたことが特別だったことに気づくかもしれません。
逆もあるでしょう。
けれどそれも含めて自分にとって大切な物事が、
より鮮明に見えることに繋がると思うのです。
そうすると今までは隠れていた身近なものの面白さや、日々の楽しさに気がつくことができるかもしれません。
そしてそれが周りの人に伝播していけば、
もっと面白いことになるんじゃないかと、そう思うんです。
それが関わると考えるをセットで掲げた理由です。
Q4. なぜ料金が発生するのか?(何に使われるのか)
A. クラウドファンディングに近い仕組みであるから。そのため料金は主に吉田結美の活動資金と、イベント費用を含めTTTの運営費として活用されます。
まず、TTTの料金は「The Thinking Time」の運営を含め、吉田結美の活動資金として活用させていただきます。クラウドファンディングに近い仕組みといえます。
しかし普通のクラウドファンディングとは違い、作品のような形の見える「物」ではなく、ここでの出会いの先にある「視点の変化」や「心の豊かさ」がそのリターンになるような考え方です。しかし私が何かgiveするのではなく、あくまで一人一人が自発的に動いてみることで得られるものだと思います。TTTは"きっかけ"です。
また「なぜ作家がプラットフォームなのか?」の項目にもありますが、私の作家性は作品そのもので完結するのではなく、その前後の過程こそが私にとって重要な部分だと思っています。
そしてその要素を組み込んだのが「The Thinking Time」です。
<物にはならない、吉田結美にとって大事な部分を買う>という考え方でも、<TTTをきっかけにこれから起こる出来事への対価>という考え方でも構いません。見えるものではないけれど、TTTに流れる空気がここにいる人たちに少しずつでも良い影響を与えるものであればいいなと思います。
他にもこんなQ&Aがあります。
Q1. The Thinking Time って何?
Q2. 会員になると何ができる?
Q3. 0期生と1期生の違いは何?
Q1. どうやって会員になるの?