こんにちは!

The Thinking Time(以下TTT)主宰の
吉田結美です!


TTTブログ12月号でございます。

年内にUPできずでした🙇‍♀️



11月21日(土)に開催したしゃべろう会Vol.8の振り返りをしていきたいと思います。



今回はゲストさんからのメッセージをいただいてますので、最後までご覧いただけると嬉しいです。







今回のゲストは鳥野みるめさんです。

鳥野みるめ
1990年生まれ。フリーランスのフォトグラファーとして由比ヶ浜のアトリエを拠点としながら活動中。人物や自然の柔らかい表情や光の表現を得意とする。2019年には、山形の蔵王の樹氷を背景として広がる自然を写真に収めた『ゆきのき』を発表。東京と山形の二つの場所で個展を行う。


みるめさんのインスタグラム






しゃべろう会はゲストさんによって講演型と会話型のパーセンテージが変わるイベントです。今回は最終的に、講演5 : 会話5 ぐらいのバランスになったかなと思います。参加人数は全7名。




会場はみるめさんのアトリエです。今回はアトリエで作品の展示を見ながらのイベントとなりました。現地とリモート、2種類の参加方法での開催です。





イベント全体の流れ
TTT主宰の吉田からしゃべろう会の主旨説明がされたのち、他己・自己紹介。みるめさんにバトンタッチ。写真に出会ってから現在に至るまでのお話をしていただいたあと、みるめさんの初個展「ゆきのき」を軸に掘り下げていく。展示を丁寧にぐるりと見て周ったあと、『自分とって写真はどんなものか』をテーマに一人一人話し、それらをきっかけに話をふくらませた。




誰でも写真撮影が簡単にできてしまう時代。

カメラマンでなくても写真を撮ることが私たちの生活の一部として染み付いています。



そして染みついている分、撮る行為が自分にとってどんなものなのか改めて考える機会もなかなか少ないです。



なぜそれを撮るのか?

撮るときに何を考えているのか?

撮った写真をどうするのか?



イベント全体の中で話したことを大きく分けると、この3つだったと思います。その中で参加者それぞれが考え、まとまらなくてもなんとか言葉を紡ぎ、会話をしていきました。



みるめさんは写真を通して人や場所、社会と繋がることを大切にされています。それは幼少期に家の外(外界)に出る理由として「写真を撮ること」を選んでいたことも影響しているようです。



私がみるめさんの写真を初めて見たとき、静止画なのに時間の流れがあって、そこにある空気やその温度、匂い、音などが四角い枠を通して覗き込めるような感覚になりました。



切り取って持ってきたというより、ある一定の時間、場所に、窓やのぞき穴を取り付けてきた。そういう印象。



ワームホール…どこでもドアみたいな。

写真一枚一枚がその場所と繋がっている。




個展「ゆきのき」には、山形の蔵王(ざおう)の山をロープウェイと自らの足で登り、撮影した樹氷の写真がメインに展示されていました。



あとはインスタレーション作品として、トレーシングペーパーに印刷された樹氷の写真が散らされていました。女性のポートレートも。

↑今回、アトリエでは個展「ゆきのき」を再現してくださっていました。




みるめさんはデータ上の写真を「よく見える幽霊」と表現していました。存在の曖昧さからそう感じているそうです。私もその感覚があります。



質量を持ってここにある、手触りもある、そういう存在感を求めて印刷をします。それは写真にとどまらず、言葉(文字)なども含めて。



この夏、みるめさんが書肆 海と夕焼の柳沼雄太さんと取り組んでいた往復書簡「ひびをおくる」は、まさにそれを体現していたのだなと、お話を伺いながら考えていました。





切り取るのか、拾うのか、保管するのか、記録するのか、記憶なのか、窓なのか、



私も写真を作品に取り入れているので、自分に疑問を投げかけるきっかけになりました。私の写真はなんなのだろう。切り取っているかな…拾う感覚もある…。



みるめさんは「見たまま」を撮影されているそうです。あえてしゃがんだりせず、焦点距離もできる限り肉眼に近づけて。そうすることで自分がふと気づいて見た景色をそのまま撮ることができる。



そういう取り繕わなさ、演出のなさが、自然と窓を作り出しているのかもしれません。



以下、ゲストの鳥野みるめさんからいただいたメッセージです。ぜひご覧ください!




〈みるめさんからのメッセージ〉

個展を通じて見る・触れるという観点から作品を楽しんでいただきましたが、今回は「話す」ということで作品を深く掘り下げて鑑賞していただいたり、またそこから派生したお話からみなさんにとっての写真のお話なども聞くことができました。

また違った観点で作品と向き合うことができ、お話をさせていただきながらわたし自身今後の制作活動へ繋がるキーワードも見つけられたような気がします。

今回はこのような素敵な機会をいただきありがとうございました。





今回のキーワード
家族/映画科/フリーランス/雪/山形/蔵王/樹氷/冬/展示/和菓子/郁文堂書店/収集/メモ/クロッキー/切り取る/覚える/石拾い/記録/記憶/コミュニケーションツール/外に出たい/外との繋がり/一ノ瀬ちひろさん/窓/時間/時間の返還/帰る/ポートレート/上山(かみのやま)の女性/その場に立っていること/五感/覗き込む/絵に見える/谷崎潤一郎「細雪」/往復書簡「ひびをおくる」/琥珀糖/六次元/ナカムラクニオさん/帰るときは一人じゃない/土地と出会う/見たままを撮る/残す/執着/宝物/ときめき/印刷/データ/よく見える幽霊/メール/手紙/フィルムカメラ/潜在意識/DNA/過去へのトリガー/共感



ゲストの鳥野みるめさん、参加者の皆さん、この度はご参加いただきありがとうございました!



なかなか動きづらい世情ですが

ぜひまたお会いしましょう!




***********
  次回のお知らせ

***********

次回しゃべろう会は今年の5月中旬!

ゲストさんも決まり始めています!

またお知らせいたします✨




しゃべろう会とは
しゃべろう会は、吉田結美が主宰する会員制オンラインプラットフォーム『The Thinking Time』(以下TTT)の公式イベントです。TTTのコンセプト《「考える」と「関わる」が私をつくる》に沿って企画し、様々な人が関われるように外部参加を募って開催しています。しゃべろう会のテーマは『他人の価値観を見つめる』です。他人の価値観に触れることで見えてくる自分自身の価値観があると考え、そのきっかけの場として開催しています。


最後までお読みいただきありがとうございます!
次号もよろしくお願いいたします!!



TTT主宰 吉田結美