こんにちは!
The Thinking Time主宰の吉田結美です。
TTTブログ(一応)1月号です!
年が明け、あっという間に1ヶ月過ぎてしまいました泣
本記事は、12月に開催した『かんがえよう会Vol.8』の振り返り記事となっております。
かんがえよう会Vol.8のテーマは「電子メール」
どんな感覚で文章を作るのか?
それは相手によってどう変わるのか?
どんな感覚で絵文字を選ぶのか?
選んだ絵文字がどう伝わるのか?
手紙や対面での関わりとの違いは?
そういったことを共有して、他人との共通点・相違点を探りたくて企画しました。
その取っ掛かりとして手紙との比較にはじまり、ブログや詩などの表現重視の文章との比較に続き、メールをシンプルに意味情報として受け取るのか感情などニュアンスとして受けとるのかという話へ移り、
後半は、オンラインコミュニケーションが関係を深めるための主要ツールなのか補助ツールなのかによって、文章量や絵文字量が変わってくるという話に広がっていきました。
文章や絵文字の使い方、選び方がどのようにして相手によって変わるのかという、その構造について考える時間は貴重で、非常に印象的でした。
いつもイベントに参加して下さる方が今回参加できないからと、以下のような話題提供をしてくださいました。
「親しい人ほど文が減っていく。逆に親しくない人には印象を柔らかくするために文章や絵文字を増やしてしまう。」
確かに、なぜでしょう。
かんがえよう会の中で出てきたのは、
元々の関係によって、電子メール等のオンライコミュニケーションに割く感情表現の割合が変わってくるんじゃないかという話でした。
相手との関わりがオンラインコミュニケーション中心の場合は、関係を構築することがまず必要になるので、結果として文章表現が柔らかくなったり、丁寧になることで文章量が増えたり、会話をしようとして(感情を伝えようとして)絵文字が増えたりするのでしょう。
逆に家族ほど近い関係であれば、さらに良好な関係を構築するというより連絡手段として使うことが多くなるのですね。
最初は「関係が近い人ほどプライベートで会話量は増えるのに、電子メール等では逆行するんだなあ、不思議。」と思っていたのですがそうではなくて、対面の関わりとオンライン上の関わりは、同じ浴槽の中に入っていて、分量は一方が増えれば一方は減るんだというイメージに変わりました。
つまり私は、対面の関わりとオンラインでの関わりを別個のものだと考えていたのですね。
容量は人によって違うし成長や状況とともに変わるけれど常に限界はあって、その個々の範囲内で分量を調節していると仮定するならば、自分にとって無理のない人との関わり方をもう少し客観的に考えられる気がします。
余談ですが
電子メールをテーマにしようと思った最初の理由は、インターネットを介したテキストのやり取りで、私たちはどれくらいコミュニケーションを取れているのかを考えてみたいということでした。
「どれくらいコミュニケーションを取れているか」という言い方には、「対面でのコミュニケーションに対して」という前提が隠れていたことにイベントが終わってから気がつきました。
対面でのやりとりだって100%スムーズで正確であることはそんなに無いと思うのですが、このことは「私にとってオンラインコミュニケーションは、対面のコミュニケーションよりも劣っている」と無意識に思っていたことを、自分に気づかせることとなりました。
コミュニケーションの取りやすさは状況や人によって変わるという認識はあります。
ですが、コロナが蔓延してからテキストメッセージだけでなくZoomなどを使う機会が増え、それによりオンライン上での会話に対する苦手意識が育ち、その感覚が強くなったのかもしれません。
TTTメンバーとはだいぶリモート時の緊張が和らぎましたが、まだよく知らない相手との対面でない、相手の空気を肌で感じられない会話での振る舞い方、呼吸の仕方が、まだまだわかりません。陸に上がった魚のように呼吸できず自由に動けずな感覚です。
こればかりは色々試しながら経験値を上げていくしかなさそうです。
そのうち肺が育って脚も生えてくるでしょう。
・・・
それから2021年のかんがえよう会は、TTTメンバーさんの企画で積極的に開催したいと考えています。どんなことを考える時間になるのか、とても楽しみです!
そういえば、昨日あたりから春の匂いがしてきています。風も少し暖かいような…。とはいえ極寒の日もまだあると思いますので、皆さん体を温かくしてお過ごしくださいね。
以上、TTTブログ1月号でした!
2月号もよろしくお願いいたしますーーー!
TTT主宰 吉田結美